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デジタル世界の基礎を築いたアインシュタイン以上の天才数学者 『クロード・シャノン 情報時代を発明した男』 | J-CAST BOOKウォッチ スイッチのオン・オフを真理値に対応させると、スイッチの直列接続はANDに、並列接続はORに対応、論理演算がスイッチング回路で実行できることを示したのだ。
 さらに、『通信の数学的理論』で、エントロピーの概念を導入、情報理論という数学的理論を創設した。シャノンの第二定理(通信路符合化定理)ではノイズに満ちた現実の世界に注目し、ノイズの問題はメッセージを操作することによって克服できると考えたのである。ちなみに『通信の数学的理論』は現在、ちくま学芸文庫で読むことができる。
 1985年、シャノンは第1回京都賞基礎科学部門の受賞者となった。京セラの創設者稲盛和夫氏がつくった賞で、賞金もノーベル賞にひけを取らない。記念講演で自身のチェスを指す機械やジャグリングをするロボットのような装置を作る趣味に触れ、「このような機械が将来改良されれば、人間の脳に匹敵するどころか、能力を凌ぐ機械が誕生することを私は大いに期待しています」とAI(人工知能)の可能性にふれている。その予言は的中したようだ。
クロード・シャノン 情報時代を発明した男 (単行本) | Jimmy Soni, Rob Goodman, ジミー ソニ, ロブ グッドマン, 小坂 恵理 |本 | 通販 | Amazonパソコン、携帯電話、インターネット、電子メール、DVDにストリーミング。すべて、シャノンなしには実現しなかった―。今日のデジタル世界の基礎を築き、フォン・ノイマンやチューリングも感服した孤高の天才数学者、初の本格評伝。影響力の大きさは、アインシュタイン以上。
本書は、クロード・シャノンの生涯と情報理論に与えた影響を丁寧に辿るとともに、情報理論の歴史などについても描かれている。
幼少期のこと、MITでのヴァネヴァー・ブッシュとの出会い、戦時下における暗号技術との関わり、著名な1937年の修士論文「継電気と開閉回路の記号的解析」や1948年の論文『通信の数学理論』に加え、アラン・チューリング、ジョン・フォン・ノイマン、シャノンとともにベル研究所の“三賢人”と呼ばれたジョン・ピアース、バーニー・オリバーといった面々が登場する。問題解決で満足を得られれば十分で、それを論文にまとめる作業を「苦痛」に感じていたこと、ベティ・ムーアとの結婚を含む私的生活、その浮世離れした性格などに関するエピソードも楽しい。クロード・シャノンが情報量の単位としてビットを初めて使用したことは、本書で初めて知った。なお、京都賞を受賞しており、そのことに一章が割かれている。

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