安全なインターネット

Jijiの感想 追加
国民IDが普及することを前提として、公開情報に必ず公開責任者がIDで署名するものとし、署名が有効な公開情報だけしか見ないことにするというアイデアはどうだろうか。

Jijiの感想 安全なインターネットの再構築を議論しよう(まだまだ草稿)
「遠隔操作ウイルス」の問題は、ネットの匿名性が悪用されることにあると考える。今回の事件でも、仮に即座に真犯人が検挙できていれば、このような問題にならなかった。
このまま真犯人が野放しになるとすれば、マネをする者が頻発するかもしれない。そうなれば、インターネットを安心して使えなくなる可能性もあり、健全な情報社会の発展を阻害する恐れもある。これは「惡貨は良貨を駆逐する」ものとなる。しかし、「惡貨が良貨を駆逐する」のは、惡貨が良貨と同じ扱いを受ける場合であるとされる。惡貨が良貨と見分けのつかない状況を変えれば解決可能である。見分けがつけば、良貨は惡貨を駆逐できることになろう。また偽札犯人は厳しく取り締まるし、技術的に見分けが付かない偽札が出てくれば、真札を新たな技術でもって偽造困難にすることで対応してきた。ここで、惡貨とは匿名の情報であり、良貨とは顕名の情報である。その方法には多様な手法が可能であろう。
結局は、安全なインターネットの再構築を行おうというものである。例えば、全ての公開記事に発表者個人の署名を付ける。署名は容易に真正性が確認可能なものに限定しておく。そして、普通の人がインターネットアクセスをするときには署名付きでない記事は一切受け付けないようにするのである。
韓国の経験から、匿名を廃止して顕名にしても、いたづらなどは減らない、と言われる。しかし、ここで言う安全とは、その問題ではなく、匿名性の悪用を防止するだけのものである。少なくとも情報の発表者が自分でないとの言い逃れができなくなる。例えると、防犯灯と防犯カメラを全国津々浦々に点けようということだ。防犯カメラに見られていても犯罪は起こるだろうが、犯行への誘惑を抑える効果は期待できるし、犯人検挙への寄与も大きい。
一定レベルのセキュリティを各端末に導入させるために、利用者への何らかの義務付けとともに、各端末に導入可能なセキュリティソフトを国費を投入して無料化することも検討するべきであろう。最低限のセキュリティはこれで確保できるだろうし、今は高価なセキュリティソフトでも全端末に導入する前提ならコストは最小限になるだろう。今でも多くの端末にはセキュリティソフトの試供版が導入された状態で市販されており、電波利用料の活用なども視野に入れれば、今以上のコストアップにはならないはずである。
安全なインターネットの周囲には従来通りのインターネットが存在しており、匿名を必要とする人はそれを使えばいい。しかし、善良な市民は安全なインターネットだけを使う。必要によりあえて安全でないインターネットを使う場合には、使い方を限定したり、厳重なフィルタを使うなどもありえるだろう。

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