今日のリンク

人間が「どうなっているか」と、人間が「どうあるべきか」の間で問いつづける哲学『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』 世間一般では、「優れたものが勝ち残る」「劣ったものは淘汰される」メタファーとして「適者生存」という言葉が用いられるが、これは誤りだという。適者生存とは、「生存する者を適者とする」という前提で、これをもとに環境の変化に適した形質が何かが検討される。ところが、「生存するものを適者とする」定義をひっくり返して、「適者は生存する」という結論=自然法則のようなものを考えてしまったという。
 なぜ、前提と結論を取り違えたのか? 本書では、都合のいい「言葉のお守り」だと説明する。自然法則のように見えるが、実際は「適者(生存するもの)は生存する」といった同語反復でしかなく、何も言っていないに等しい一方、あらゆるものに当てはめることができる。
人間の解剖はサルの解剖のための鍵である | 吉川浩満 |本 | 通販 | Amazon
理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ | 吉川 浩満 |本 | 通販 | Amazon
続きを読む 今日のリンク