The World Is Flat

フリードマン先生の著書が最近訳されて、「フラット化する世界」上下各1,995円也。updated and expandedとも広告にあるので、私が昨年入手した内容よりも多分増えているのでしょう。日経新聞発行ですが、日経BPとは違うのか。でも題名を考えましたね、これがプロの仕事。でも未来のことみたい。
ただ、ざっと昨年見たところでは、アメリカ人がコンピュータの使い方相談を米国内メーカーに電話で聞いていると思ったら、実はインドに電話が回されていて、インド人がお相手してる、とかの状況を具体的に書いてある本のように思ったのです。広告にあるような、未来像を教えてくれる、とは、何のことかいな。未来でなくて、現在だと思うのですが。
昨年、某部会で公文先生がこれをご紹介だったので、早速入手して、斜め読み、というか、ちゃんとは読めてなかったものです。先生方のことどもは凡人には図りがたいモノだと投げ出していました。でもまあ、世界はフラット、というITの結果はきれいに描けていたので、私もそれなりに、あちこちでthe world is flatの話をネタにさせてもらっていたのです。でも、ネタがばれたかもしれないから、もっと使い方を工夫しないとね。
半導体の集積密度は18ヶ月?24ヶ月で2倍というムーアの法則よりもっとすごい、ネットワークの通信速度は6ヶ月?9ヶ月で2倍というギルダーの法則が世界をフラットに変えたというだけでは、味付けが少なくなっちゃたかな。でも、替わる表現というか、もっとインパクトのある言い方を思いつかない。フリードマン先生何とかしてくれないかな。

「みんなの意見」は案外正しい、かな

一応の読了。ベイズ推定は主題ではないですね。正しくなる条件が主題でしょう。
何で、あまり売れないのか、が分かった気になりました。これは、と自分が思う部分は、まえがき、第一章が大部分で、後ろにはほとんど無し。特に後半の実例集の部分は、感心しませんでした。
[book]『「みんなの意見」は案外正しい』の読書上の注意 http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20060312/1142156428
群集がいつも賢いとは限らない 「Wisdom of Crowds」の成立条件
http://mojix.org/2006/01/14/100147
が役立つと思います。
[英語で読むITトレンド] Wisdom of crowds
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050505/p3
などが元々この本を知るきっかけだったのですが、梅田さんの分析は日頃舌を巻きながら見させていただいていますが、ちょっとこの著者のJames Surowieckiさんは、ジャーナリストとしての筆が立ちすぎるのか、エピソードを並べて論拠にしたいのか、それがうまくいってないですね。
もっとベイズ推定とかを実用にできるような本にして出していただきたいものです。結局は、おすすめ本にはもう一歩ではずれでした。
おまけでもう一つ文句、訳者のあとがきで、実例など一部日本の読者に興味なかろうとカットした、とのこと。それなら、自分のサイトなどで、カットしたのはこんなもんでした、とか出してもいいのでは?

「みんなの意見」は案外正しい、3章まで

まだ途中までしか見てません。3章までです。ところで今まで見せていただいたBLOGでの参考情報にこれは入っていたのかな?
第1章28ページ (前略で、結構正しい理由は)「なぜか。多様で、自立した個人から構成される、ある程度の規模の集団に予測や推測をしてもらう。その集団の回答には情報と間違いという二つの要素がある。算数のようなもので、間違いを引き算したら情報が残るというわけだ。」

これは、なぜ正しくなるかの根拠を言っています。これは通信業界の用語ではダイバシティ、もっと普通の用語なら、ベイズ推定とかの、もっとも確からしいのmaximum liklihoodを推定する確率的決定手法になるのかな。(ベイズの定理は「はじめに」の章の二番目の実例であげた潜水艦沈没場所を200メートルの誤差で算出した計算方法として紹介されてはいるが、中身を述べてはいないし、根拠としても触れていないです。)
もっと分かりやすくすると、不確かなものでも数多くうまく重ね合わせれば、確からしさを好きなだけ向上できるって、やつですね。数をどんどん増やすと、100パーセントの正確性に近づく、という理屈です。ダイバシティで言うところの最大比合成でやれば、どんなに不確かな意見であっても、うまく足せば正確性は向上する、といのがポイントです。
でもまだ最後まで見ないと、これを言いたかったのかはまだ分かりませんです。

京成バラ園に行って来ました

東西線から直通の東葉高速線にある八千代緑が丘駅下車、徒歩13分というところです。天気予報によれば午後3時から晴れということなので、午後から出て、たまたま乗ったのが直通の急行でした。駅からの道は狭くて、もう一歩でしたが、迷うことはなく到着。sany0580thumbnail.JPG

まあ、バラ、バラ、バラ。一杯あるんですね。
昔のタイプのバラと、モダンなバラがあるそうです。目立つ大きなものはモダンなバラみたいです。p1040322-mini.JPG
本当に色んなのがあります。
途中から晴れ間も出てきて、珍しく予報通り。気象庁のみなさんもご苦労様です。p1040455-mini.JPG
バラはまだつぼみのも一杯ありましたが、大体が今が最後近くになるのかもしれません。p1040459-mini.JPG
曇りの日なら三脚が要ることを再認識。ピントの合わせ方がもう少し修行が必要です。

NHK技研公開に行って来ました

2006年NHK技研公開に行って来ました。いくつかメモ代わりにカメラで撮ってきたのですが、帰ってから気づくと、ブログに載せるようなのは撮ってなかったです。
千代田線経由小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅から小雨の中を散歩を兼ねて歩きました。つくづく、スプロール現象というのか、町並みの何ともそれぞれがバラバラで、見通しが悪くて、車を恐れながら歩く気分は久しぶりです。地図はプリントアウトしていましたが、なかなか自分の位置さえ見つけにくく手強いですね、技研らしい建物が見えたとき、ほっとしました。ちなみに、私は何と言っても整然とした町並みが好きです。これは育った神戸の長田あたりの影響かもしれません。
技研の周辺は公園用に解放しているみたいで、周辺だけはすっきりした風景です。結構歩いてやっと正門。かなりのにぎわいです。
案内付きで回ってくれるというので、早速申し込み、子供連れとご夫婦一同様6名の一員となりました。NHK頑張ってるね。
・デジタル放送の展開、ということで、家庭内にLANとサーバがあって、番組をダウンロードしたり、とかです。これは、どうというものではない。
・究極の高臨場感システムの実現、ということで、スーパーハイビジョンです。あと20年後の実用を目指すとか。大画面のデモを見て、びっくりです。今のハイビジョンの4倍の走査線とか、秒60コマとか、とにかく、今の映画を劇場で見るのより、鮮明で、臨場感がありますね。これは最初に映画作りに使われるのは間違いないでしょう。でもね、圧縮しないなら24Gbpsというの、笑いたくなりませんか?
・高度コンテンツ制作・機動的報道システムの実現、ということで、画像認識とか、カメラの無線とかです。あいまいな指定で画像を検索していたのは面白かった。
・あとは、曲がるディスプレイとか、ホログラムとか、まあ、それなりに。

案内はここまでで、有り難うございましたと、係りの方とお別れ、体験コーナーとかに進みます。

・不思議なコンサートへようこと、ということで、何十チャンネルかのサラウンドとかでやってくれていましたが、面白さは、もう一歩。
・超スローモーションのデモは面白そうでしたが、子供連れが20組ぐらい順番待ちしていたので、横で見ただけです。大きめのカメラで撮ったのを直ぐ見られるのが良いですね。これはコストによりますが、ゴルフ練習セットにしたいところです。

まあ、全体として、NHKの接客姿勢は良しとしましょう。これからも頑張って下さいね。

『RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発』と『「みんなの意見」は案外正しい』

『「みんなの意見」は案外正しい』を二カ所の本屋で探したのだけれど、さっぱり見つからないので、あきらめて、amazonで注文。ついでに Rails も、という次第。
「みんなの意見」は案外正しい、が話題に出てこないというのが、腑に落ちない。

(2006.5.27記)翌日午後6時50分に配達された。今からパラパラめくり始めます。

ネットワークの世間は狭い現象

Barabasiのネットワークの本「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」でも紹介されたのですが、電子情報通信学会誌Vol.89,No.5,2006,の374ページから河東晴子さんの解説論文の一部で「べき乗則モデル」として簡潔に紹介されているのが、コンパクトなので、メモ。以下引用です(引用都合により句点など違ってますがご容赦)。
「(前略)より現実に近いモデルとして、頂点次数に変化を付けた数々のモデルが登場した。
 その一つは、1967年に S.Milgram が発表したSmall-World phenomenon(世間は狭い現象)である。Milgramは、米国中部のネブラスカから、東部のボストンの目的人物に手紙を届けるために、知り合い同士のみで中継するという規則で実験を行ったところ、最大6回で目的人物まで届いた(Six degrees of Separation)。このことから、知人同士の中継のみで案外早くあて先へ到達できることが示された。
Barabasiは、1999年に類似の検討をインターネットに関して行い、ほとんどのWebページの対に対し、それらの参照関係の最大距離は19クリックであることを示した。(後略)」引用終わり
世間は狭い現象はhttp://smallworld.columbia.edu/ で引き続き検証されてきたようで、結構狭い、と考えて良さそうです。

ダビンチ・コードを見てしまった

自分でもつくづくミーハーだと思うのです。オリナスの中の東宝シネマですが、満員状態なのについつい見てしまうのであります。ちょうど帰りに大雨だったのと、5月中までの800円で見られる株主優待券をもらったことと、今日はゆっくり帰ってよい事情ができたこともあったけれど。
隣に座ったアベックの男性が、もっと違うと思ったのにただの映画じゃないか、とか、訳の分からないことを口走っていましたが、私は事前の調査により、とっくに、ダビンチの暗号を下敷きにした、ただのミステリーであることはわかっていたのです。よって、我が家の女性方が見ようか、と言った時に、残酷シーンもあるから、我が家の女性連には不向きであるぞ、男だけでみるべし、と言っていたのであります。それはさておき。
トム・ハンクスはいつも、いい味の演技です。でもね、彼が出てくると、ロマンスが薄まってくるのは、どうしたことでしょう。キリストの話なんだけど、または、なんだから、そこらもふと期待してしまうのです。けれども、あまり言うと、不埒な仏教徒め、神罰を受けろ、とか言われそうだから、このへんで。
ヒロインの雰囲気は、途中からただの同伴者でなくなる予感を早く出しすぎていたのが、もったいない、ミステリーの謎解きは最後が良いのに、というものでした。まあ、多分これは脚本ではなくて演出の問題だったんでしょうけど。
ジャン・ルネのフランスの刑事は、はまり役ということだったのか、ちょっとフランス警察をメチャメチャにステロタイプ化しているようでした。人を半殺しにするは、同僚に適当に言って同情を買おうとするは、それでも最後に真犯人を捕まえて手柄を立ててしまう、まあ、適当過ぎると思いました。フランス人は文句を言わないのだろうか。
まあ、それはさておき、ミステリーのお約束としての、どんでん返しも用意されたし、最後には善は勝つようなところで、何はともあれ達者な映画で、これで良かったのかな。

無線LANはお休み

w-zero3で「ウィルコム無線LANオプション」を試すかなと思って、無料期間での試行をしてはいたのですが、設定すら満足にはせずに無料期間が過ぎてしまいます。6月1日から試験サービスから本サービスになるとのハガキが来て、思い出しました。これでまたお休みになります。高速伝送路でのSkypeを試そうとか、余計なことをしようかと思ったりしたのが、かえって足を引っ張ったかもしれません。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

日本語版の読後感想が出て来ているようです。私は米国版を去年の発売前の予約をamazonでやっていたのを入手していたのですが、今年になってやっと読み終わっていました。自分の感想を書いておくタイミングかと思いまして、書いてます。
amazonに投稿されている感想でもあるように、第5巻のフェニックス騎士団からも同じなのですが、私もちょっと暗い感じがして、やりきれません。ハリーの成長に必要なんだろうかな、何だか、太陽が恋しくなるんですよ。
これでもか、これでもかと続く苦難でも、跳ね返そうとするのがあちらの国のジョンブル魂とか言うものなのかな。このエネルギーは、私たちみたいな農耕民族には無いのかも。何が悲しいと言っても、人の信頼を受けながら裏切るのが悲しいです。
このままでは、ハリーは一人前になる前に、この世とのしがらみが無くなってはしまわないのか、心配です。ひたすら、離れていこうとするような気がしています。でも第七巻が待ち遠しい。