ダビンチ・コードを見てしまった

自分でもつくづくミーハーだと思うのです。オリナスの中の東宝シネマですが、満員状態なのについつい見てしまうのであります。ちょうど帰りに大雨だったのと、5月中までの800円で見られる株主優待券をもらったことと、今日はゆっくり帰ってよい事情ができたこともあったけれど。
隣に座ったアベックの男性が、もっと違うと思ったのにただの映画じゃないか、とか、訳の分からないことを口走っていましたが、私は事前の調査により、とっくに、ダビンチの暗号を下敷きにした、ただのミステリーであることはわかっていたのです。よって、我が家の女性方が見ようか、と言った時に、残酷シーンもあるから、我が家の女性連には不向きであるぞ、男だけでみるべし、と言っていたのであります。それはさておき。
トム・ハンクスはいつも、いい味の演技です。でもね、彼が出てくると、ロマンスが薄まってくるのは、どうしたことでしょう。キリストの話なんだけど、または、なんだから、そこらもふと期待してしまうのです。けれども、あまり言うと、不埒な仏教徒め、神罰を受けろ、とか言われそうだから、このへんで。
ヒロインの雰囲気は、途中からただの同伴者でなくなる予感を早く出しすぎていたのが、もったいない、ミステリーの謎解きは最後が良いのに、というものでした。まあ、多分これは脚本ではなくて演出の問題だったんでしょうけど。
ジャン・ルネのフランスの刑事は、はまり役ということだったのか、ちょっとフランス警察をメチャメチャにステロタイプ化しているようでした。人を半殺しにするは、同僚に適当に言って同情を買おうとするは、それでも最後に真犯人を捕まえて手柄を立ててしまう、まあ、適当過ぎると思いました。フランス人は文句を言わないのだろうか。
まあ、それはさておき、ミステリーのお約束としての、どんでん返しも用意されたし、最後には善は勝つようなところで、何はともあれ達者な映画で、これで良かったのかな。