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【TIME June 23 Issue Cover Story 日本語抄訳】

脂肪は悪くない!
Don’t Blame Fat

小さい頃の食事の記憶といえば、スキムミルクや(バターではなく)マーガリン、低脂肪オートミール、無脂肪のドレッシング味のサラダなどだろうか。アメリカの誰もが、脂肪は敵だと教えられていたからだ。
1977年に通称マクガバン・レポートと呼ばれる「米国の食事目標」という報告書が発表された。その中では、高脂肪な肉や卵、乳製品を控え、フルーツや野菜、そして炭水化物を代わりに摂るように推奨していた。
1980年には、米農務省が食生活指針を発表し、コレステロールや脂質をできるだけ避けるように訴えている。国立衛生研究所も、2歳以上の国民は脂の摂取を減らすように勧め、政府は、脂質やコレステロールを抑えることは、心臓発作の危険性を下げるという調査結果を発表している。食品産業もこの流れを受け、低脂肪の製品を大量生産するようになり、食卓から牛肉や卵、ホールミルクが姿を消していった。
およそ40年近く過ぎた今、2型糖尿病の有病率は1980年に比べて166%増加している。米国民の10人に1人がこの病気を抱えており、医療関連コストとして年間25兆円が費やされ、予備軍は8,600万人いると推定されている。また、国民の1/3は肥満に悩まされており、世界有数の肥満大国となっている。「我々は心臓病を防ぐために、体重を落とし、脂質の摂取を控えるように言われてきたが、効果は全く出ていない」とある医師はいう。
オリーブやサーモンに含まれる脂質には、心臓病を予防する役目があることは知られている。最近では、ステーキやバターに含まれる飽和脂肪も、以前言われたほど、体に悪いわけではないことが分かってきた。逆に現代人は炭水化物を摂りすぎており、それが起因して肥満や2型糖尿病が増加した。カリフォルニア大学のルスティヒ教授も「脂に関するこれまでの考えは、完全に間違っていた」と認めている。
飽和脂肪がLDLコレステロール値(悪玉コレステロール)を上げることは事実だ。悪玉コレステロールが増えれば、心臓病のリスクも増える。しかし、飽和脂肪は同時に、善玉コレステロールも増やし、増えた善玉が、血管に蓄積された悪玉を退治してくれるのだ。
また、LDLにも2種類あり、ひとつは密集した小さなもの、もうひとつはフワッとした大きな固まりだ。大きな方はほとんど無害であるが、小さな方は炭水化物の摂取により増加する。これが心臓病を引き起こす一因となるのだ。
砂糖のような精製炭水化物はインシュリンの生成を促し、それにより脂肪細胞が体内に溜め込まれ、体重増加の原因となる。低カロリーの食品だと、体を燃焼するためにほとんどのカロリーは使われ、体がより多くのカロリーを求めるため空腹感を覚える。またエネルギーを消費しないように新陳代謝のペースも遅れる。こうして、いつまでたっても満腹感が得られないので、普段より食べるようになり、体重も増える。だから、低脂肪・低カロリーの食事はダイエットにあまり効果がないのだ。
脂質がすべて悪いというのは誤解だ。我々が注意すべきなのは、ひとつの栄養素の摂取を控えるということは、それを補う別のものが必要になるということを理解することだ。

更新履歴

タイム誌に「この40年あまりの食事指導は誤りであった」という特集記事です。

題して「Eat Butter」 (バターを食べなさい)。

Scientists labeled fat the enemy. Why they were wrong. BY BRYAN WALSH

Don’t Blame Fat

For decades, it has been the most vilified nutrient in the American diet. But new science reveals fat isn’t what’s hurting our health

(数十年にわたりアメリカ人の食事で最も批判されてきた脂肪が、新しい科学により健康を害するものでないことがわかった。)

心臓突然死を始めとする虚血性心疾患がその当時(現在も)アメリカ人の死因の第一位であった。

この病気をなんとかして防ぎたいという考えがベースにあった。

こうして1977年マクガバン報告で米国の食事目標が設定された。

1. 炭水化物の比率を(全カロリーの)55-60%に増やす。
2. 現在40%の脂質を30%に減らす
3. 飽和脂肪酸を10%に減らす。多価不飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸を10%にする。
4. コレステロールを1日300mgに減らす。
5. 砂糖を15%に減らす。
6. 塩分を3gに減らす。

その後もUSDAなど公共機関の栄養指針が示され、心臓病死を防ぐ目的で、上記の「健康的な食生活」が推奨された。

食料品店の棚にはローファットの商品が並ぶようになった。

アメリカは壮大な人体実験を開始したのだ。

40年あまりが経ち、この実験が失敗であったことが証明された。

2型糖尿病の有病率は1982年から2012年の間に166%増加した。(成人のおよそ10人に1人が糖尿病)

国民の3分の1以上が肥満の状態となった。

現在ではローファットが健康的であるという考えは深く人々の考えに根付いている。

New research suggests that it’s the overconsumption of carbohydrates, sugar and sweetners that is chiefly responsible for the epidemics of obesity and Type2 diabetes.

しかし、(新しい臨床研究では、炭水化物過剰が肥満と2型糖尿病の原因と考えられている)

アメリカ人の食事は、脂肪に注目し過ぎることで、間違った方向に進んでしまった。

1970年と比較して減った食物

①牛乳(ホールミルク) 78%減
②精製砂糖 35%減
③牛肉 29%減
④卵 21%減
⑤バター 8%減
⑥野菜 3%減

その代わりに増えたもの

①コーンシロップ 8853%増
②コーン製品 198%増
③スキムミルク(ローファットミルク)129%増
④チキン 112%増(牛肉より脂肪が少ないので)
⑤ターキー 102%増
⑥添加される油脂 67%増

脂肪についての真実

飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させるので良くないと考えられてきた。

現在、悪玉コレステロールは2種類あると考えられるようになった。

①本当の悪玉(small and dense LDL cholesterol)を増やすのは精製炭水化物

②問題ない(large and fluffy part of LDL cholesterol)を増やすのが飽和脂肪酸

The Unintended Diet(意図せざる栄養分)

脂肪を制限することで、結果的に糖質の摂取量が増加した。

1個のベーグルパンを食べるのは、スキットル(甘い菓子)を食べるのと本質的に同じである。

糖質はインスリンを分泌させ、体脂肪を合成させ体重を増やす。その後、飢餓感が増し、過食につながり、悪循環に陥っていく。

All calries, it turns out, are not created equal.
(同じカロリーであっても同じ結果を生じない)

デュークライフスタイルクリニックのWestmanらは、糖質を脂質に置き換える治療法(ultra-low-carb diet)が糖尿病に有効であることを報告している。

 ・・・すべての専門家が賛成しているわけではないが。

 ざっと、こんな感じでした。

Don’t Blame Fat: Sources for Further Reading on the Healthy-Diet Debate | TIME

—Gary Taubes’s 2008 book Good Calories, Bad Calories: Fats, Carbs and the Controversial Science of Diet and Health, as well as his 2002 New York Times Magazine cover story “What If It’s All Been a Big Fat Lie” and his new project, the Nutrition Science InitiativeGood Calories, Bad Calories: Fats, Carbs, and the Controversial Science of Diet and Health: Gary Taubes: 9781400033461: Amazon.com: BooksWhat if It’s All Been a Big Fat Lie? – New York TimesNuSI logo

—Dr. Robert Lustig’s 2012 book Fat Chance: Beating the Odds Against Sugar, Processed Food, Obesity and Diabetes and the Gary Taubes feature about sugar, “Is Sugar Toxic,” from 2011Amazon.com: Fat Chance: Beating the Odds Against Sugar, Processed Food, Obesity, and Disease eBook: Robert H. Lustig: BooksIs Sugar Toxic? – NYTimes.com

—Jonny Bowden and Dr. Stephen Sinatra’s 2012 book The Great Cholesterol Myth: Why Lowering Your Cholesterol Won’t Prevent Heart Disease—and the Statin-Free Plan That WillAmazon.com: The Great Cholesterol Myth: Why Lowering Your Cholesterol Won’t Prevent Heart Disease-and the Statin-Free Plan That Will eBook: Stephen Sinatra, Jonny Bowden: Books

—Dr. William Davis’s 2011 book Wheat Belly: Lose the Wheat, Lose the Weight and Find Your Path Back to HealthAmazon.com: Wheat Belly: Lose the Wheat, Lose the Weight, and Find Your Path Back To Health eBook: William Davis MD: Books

—Journalist Nina Teicholz’s 2014 book The Big Fat Surprise: Why Butter, Meat and Cheese Belong in a Healthy DietThe Big Fat Surprise: Why Butter, Meat and Cheese Belong in a Healthy Diet – Kindle edition by Nina Teicholz. Health, Fitness & Dieting Kindle eBooks @ Amazon.com.

—The 2014 documentary Fed Up, from executive producers Laurie David and Katie Couric, which we wrote about hereFed UpFed Up With Obesity: Katie Couric’s Documentary Targets Sugar – TIME

—Michael Moss’s 2013 book Salt Sugar Fat: How the Food Giants Hooked UsAmazon.com: Salt Sugar Fat: How the Food Giants Hooked Us eBook: Michael Moss: Books

—Former FDA commissioner Dr. David A. Kessler’s book The End of Overating, from 2010The End of Overeating: Taking Control of the Insatiable American Appetite: David A. Kessler: 8601400838358: Amazon.com: Books

—TIME magazine’s 1961 cover on Ancel Keys, the architect of the anti-fat fight movement; our famous 1984 cover on the danger of cholesterol; a 2002 cover on what makes us fat; a 2006 cover about fat-free fat, and a 2006 cover exonerating eggs

政治家はやっぱり世間知らず? どんな発言・行為がセクハラになる? セクハラする男の実態は | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト ただ、今回の件を我々ビジネスパーソンも「政治家は、やっぱり世間知らずでズレている」と対岸の火事として看過せず、同じような過ちを犯さないように、改めて「どこからがセクハラになるのか」確認しておきたい。

ニュース – ビッグデータ解析性能を競う「Graph 500」で「京」が初の首位:ITpro Graph 500で測る演算性能は、実アプリケーションではWebページのリンク解析、ソーシャルグラフ解析、POS(販売時点管理)データの相関分析などの、いわゆるビッグデータ解析に近い。プロセッサの演算性能がものをいうTOP500のベンチマークと異なり、ネットワークやメモリーの性能が重要になる。演算性能の単位はTEPS(1秒間に探索したグラフの枝数)である。

中国と日本のフラクタル国家

中国では皇帝が科挙で選ばれた高級官僚の(文字どおり)生殺与奪の権を握って命令を聞かない者を排除し、その官僚は地方から搾取し…というトップダウンになっている。これに対して日本では、天皇は「しらす」だけで実質的な支配権は幕府などの臣下がもち、その権限はさらに大名に委任され…というように権限は下へ下へとおろされ、部下が決めたことを上司が稟議書で承認するボトムアップだ。

夷狄の侵略を防ぐとともに農民反乱を圧殺するにはトップダウンがいいが、収奪される農民は国家に敵対し、権力者を信用しない。これに対してボトムアップの「下克上」の構造では、農民が納得しないと増税もできないので現場のモチベーションは上がるが、指揮官がいないので対外的な戦争には弱い。幸い日本は侵略されなかったので、この平和ボケ国家で1000年以上やってきた。

中国(および韓国)と日本は、このように国家の構造が180度ちがうので、相互理解はきわめて困難だ。どっちが普通かといえば、中韓のように国家も民衆も互いに信用しないのがアジアの多数派である。日本みたいに「慰安婦の証拠はないが、謝れば相手も許してくれるだろう」と期待して一方的に譲歩するお人好し国家は、世界のどこにも存在しない。

サイバーセキュリティ法案成立を拒んだ民主党議員ってどんな人?S氏・・・・参議院の内閣委員会にいた、民主党の理事もS氏であった。もし違ってたら真犯人教えて頂けたら差し替えますので後援会の方はよろしく。

「パチンコ税で2000億円」の皮算用もう少し内情を詳しく話せば、実は冒頭の産経ニュースが報じている法制案とは別方面の業界組織によって作られた異なる法制案も存在しており、両組織が火花を散らす一方で、その他の業界団体は双方の提案を一笑に付す形で頭から否定するという、すでにかなり白熱したプロレス的な展開です。非常に込み入った論議となるので、その辺の解説はまた別途行ないますが、現行で語られている法制案はいずれの案においても、賭博を禁じている刑法185、186条との兼ね合いの中で、非常に難しい論議を抱えているという点を最後に申し添えた上で、本稿を閉じたいと思います。

技術と制度が不可分になる時代|佐藤一郎のパースペクティブ|ダイヤモンド・オンライン

 例えばパーソナルデータがひとたびWebを通じてインターネット上で公開されてしまったら、Web検索サービスなどにより、そのデータは収集され、一日もたたないうちに世界中で数百というコピーが作られてしまう。残念ながら、そのコピーすべてを確実に消すことは不可能であり、社会的な影響を消し去ることができるとは限らない。

 技術屋としては悔しい思いもあるが、技術で解決できないのであれば、技術以外の方法で解決をはかるしかなく、その有力な方法は制度による補完である。

 前述のように、技術が生み出す問題を技術だけでは解決できなくなくなっている。特にITは社会で広く利用されるために、ITが引き起こした問題は社会にも関わってくる。

 このため問題を解決するには、技術以外の方法、例えば制度の助けも必要となってくる。このため、技術の研究開発においても、その技術が生み出すであろう問題を事前に予測するとともに、その問題の解決を補完する制度設計も同時に進めるべきである。

 言い換えれば技術と制度は不可分になろうとしており、技術の研究開発と制度設計は一体で行われるべきである。このとき、技術者は、制度設計を政治家や役人、法律学者任せにはできない。少なくとも技術が専門だから制度のことは知らなくていいという理屈は通用しないだろう。むしろ技術者も制度設計に積極的に関わることが求められるだろう。

 しかし、こうしたことは口で言っているだけでは説得力がない。そこで個人情報保護法の改正に関わることで、実践することとなった。もちろん、まだまだ道半ばではあるが、技術者も制度設計に関心を持ってほしいし、その知見を活かすことが、よりよい社会につながると思っている。

パチンコ税制 vs カジノ税制(vs ついでに公営競技の控除率)一方で、パチンコ換金の法制化を実現したいのは、それが法によって明文化されていない事で営業上、もしくは産業上の様々な制約を受けているパチンコ事業者側です。すなわち、今回のパチンコ税の創設とパチンコ換金法制化の構想は、「利益を享受する受益者と、それを負担する担税者が一致していない」という点でも、相当、論議を呼ぶ制度案となっています。先のエントリで言及した刑法解釈との兼ね合いとは別に、このあたりも必ず将来的に論点となってくるものと思われます。

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