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史上最も遠い星を観測、129億光年先、桁違いの「エアレンデル」 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト ハッブル宇宙望遠鏡を使った観測から、はるか彼方の銀河の中に、これまでに観測された恒星の中で最も遠く、最も原始的であると思われる恒星が見つかった。
 3月30日付けの学術誌「ネイチャー」にこの発見についての論文を発表したNASAのジェイン・リグビー氏は、「単独の恒星としては、過去の記録を大幅に塗り替える遠さです」と言う。「初期の宇宙に存在していた大質量星がどのようなものであったのかを研究する絶好の機会となるでしょう」
 この恒星は、トールキンの作品の登場人物にもあしらわれた、「明けの明星」または「昇りくる光」を意味する古英語にちなんで「エアレンデル(Earendel)」と呼ばれている。エアレンデルは地球の129億光年先にあり、ビッグバンからわずか9億年後の恒星で、初期の宇宙が暗黒時代から脱した直後の、最初の銀河が成長・進化してきた時代のものだ。これまでの最遠記録だった恒星「イカロス」のビッグバンから43億年後という数字と比べると、桁違いに古くて遠い。(参考記事:「あの「エルフ語」はなぜ、どのようにつくられたのか」)
地球から約129億光年離れた星の観測に成功「エアレンデル」と命名(2022年3月31日) – YouTube 千葉大の教授らが参加する国際研究チームが、地球から約129億光年離れた星の観測に成功しました。人類が発見した最も遠くの星だということです。
129億光年遠くの星の観測に成功 最遠記録を一気に40億光年更新:朝日新聞デジタル 地球から129億光年向こうにある星を観測することに、千葉大などの国際研究チームが成功した。宇宙誕生から約9億年しかたっていない初期の星で、これまでに見つかった最遠の星より約40億光年も遠いという。
 30日付の科学誌ネイチャー(https://www.nature.com/articles/s41586-022-04449-y別ウインドウで開きます)で発表した。
 米ジョンズ・ホプキンス大や千葉大先進科学センターの大栗真宗教授(宇宙物理学)らは、くじら座の方向にある銀河団を撮影したハッブル宇宙望遠鏡の画像から、太陽の50倍以上の重さで100万倍以上も明るい星を見つけた。古英語で明けの明星を意味する「エアレンデル(Earendel)」と名付けた。

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