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一般財団法人 日本サイバー犯罪対策センター

サイバー犯罪対策新組織「日本サイバー犯罪対策センター(JC3)」の業務開始
 このたび、日本版NCFTA(※)としてサイバー空間の脅威に対処するための非営利団体「一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3:Japan Cybercrime Control Center)」は、2014年11月13日付けで業務を開始いたしました。
(※)NCFTA(National Cyber-Forensics & Training Alliance)は、One Team, One Goal.を掲げ、FBI等の法執行機関、民間企業、学術機関を構成員として米国に設立された非営利団体で、サイバー犯罪に係る情報の集約・分析、海外を含めた捜査機関等の職員に対するトレーニング等を実施している。設立以来300を超えるサイバー犯罪の対処に貢献している。

うんこしてガチャを回すスマホゲー「うんコレ」 | スラッシュドット・ジャパン モバイル

Hamo73 曰く、
同人・インディーズゲームイベント「デジゲー博2014」が11月16日に開催された(Game*Spark)。

多数の作品が発表され注目を集めたが、その中でも特に異色の作品が、「日本うんこ学会」がデモを発表したスマートフォン用ゲーム「うんコレ」である(GameCast)。

うんコレは腸内細菌を美少女に擬人化したカードゲームで、もちろん敵(悪玉細菌)も美少女。クッキークリッカーのようなシステムで、タップして戦う。ガチャでカードを引いてキャラを増やしていくのだが、課金はない。毎日起動して、排便の状態を報告するとガチャが回せ、検便を行うとレアガチャが回せる。

実はこのゲーム、ギャグやキワモノ狙いの作品ではない。大腸がんの早期発見のため、日々の排便観察を実施してもらい、検診にも行ってもらおうという目的で企画されたものである。

現在はスタッフを募集中とのこと。健康食品メーカーなどのスポンサーを募るなどのアイデアはあるようだが、課金は捨てているので儲けは期待できなそうだ。それでも興味を惹かれた方はコンタクトしてみてはいかがだろうか。

なお、日本うんこ学会のWebサイトでは重要事項として「うんこを擬人化したゲームではありません」と警告されている。

逮捕されたプロキシ運営業者、ロジテック製ルータの脆弱性で盗まれたIDを使っていたことが明らかに | スラッシュドット・ジャパン セキュリティ

90 曰く、
中国からの踏み台として使われるプロキシサーバを運営したとして業者が逮捕されたことが昨日報道された(過去記事)。だがプロキシサーバは国内にも多数存在し、タレコミ子はプロキシ運営のみを理由として処罰されることには違和感を覚えていた。ところが、20日の読売新聞の報道によれば、この業者は中国の代理店と連携し、盗まれたISPのアカウント情報を約1500個提供されていたという。

このアカウント情報はロジテック製のブロードバンドルータに存在する脆弱性により収集されたものが大半とされている。業者はISPへの接続回線のみを用意し、不正行為のためにこのアカウント情報を利用してPPPoEセッションを張ることで、ISPによるアカウント停止などの対策を避けようとしたものとみられ、この点が主な逮捕理由と考えられる。

なお、今回狙われたロジテック(Logitec)は日本の企業で、マウスなどの入力機器で知られるスイス企業のロジテック(Logitech)とは関連がない。スイスのロジテック社は、混乱を避けるため日本では「ロジクール」ブランドで製品を展開している。

News & Trend – 50人対象に規模縮小、大阪駅ビル「顔画像追跡」実験の誤算:ITpro

 この実験は、もともと4月に始める予定だった。半年以上遅れてのスタートになる。しかも、1日約43万人(乗車人員)の利用がある大阪駅全体ではなく、一般利用者が入れない場所で、かつ、あらかじめ文書による同意を得た50人程度の関係者限定で実験を開始することになった。つまり、「半年遅れ+規模縮小」でなんとか実験開始にこぎつけたわけだ。当初掲げていた「大容量かつ大量のビッグデータの解析」の可能性を探るという実験の趣旨からは、かけ離れた内容になってしまった。

 NICTは、延期を余儀なくされた事実を重く見て、5人の外部有識者による第三者委員会(映像センサー使用大規模実証実験検討委員会)に課題の調査・検討を依頼した(写真3)。5人の構成は弁護士が1人、学者が4人。メンバーには、産業技術総合研究所の高木浩光氏(関連記事:パーソナルデータ活用「セーフとアウトの明暗がはっきり」、産総研の高木氏)や、新潟大学の鈴木正朝教授(関連記事:「準個人情報」類型に対案や反対意見、パーソナルデータ検討会第8回)のように、パーソナルデータとプライバシー保護について厳格な意見を持つ論客も含まれる。

 2013年11月の発表当初のNICTの発表資料では、カメラで取得した映像データについて「特定の個人が識別できないように変換する」「元の映像は変換後直ちに消去する」などと説明している。法的・技術的には必要十分にも思える説明だが、駅を利用する一般市民が安心できる内容ではなかったということだろう。今回の一件は、顔画像のような個人と直結するデータを利活用する場合のケーススタディーとして、大きな教訓を残したと言える。

撮影後にピント位置を変更、カメラの常識を覆す「LYTRO ILLUM」のすごさ 日経トレンディネット

独特の形状のボディーはかなり大柄、撮影は一瞬で終了する
無料の現像ソフトで絞り値の変更などが可能、最小絞りはF1.0に調整できる
 撮影した写真は、拡張子が「.lfr」の独自形式のファイルで保存される。いわゆるRAWファイルと同等のもので、専用ソフトを利用することでJPEG形式の画像として出力できる。ただ、1ファイルあたりの容量は102MB前後もあるので、撮影にあたっては大容量のメモリーカードが必須といえる。
 右メニューから「書き出し」を選べば、JPEG形式の画像として保存できる。画像サイズは2450×1634ドットで約400万画素相当になってしまうが、実用上で不満はないと感じる。なお、JPEG画像のExifデータには何も記録されていなかった。
LYTRO ILLUMを持っていない人もピント位置を変える楽しみが味わえる
 ユニークなのが、ブログやSNSに掲載するためのインタラクティブなツールが用意されていることだ。無料で作成できるLytro.comのアカウントを利用することで写真をクラウドにアップロードでき、一般に公開できる。個々の写真ごとに組み込み用のHTMLコードが取得でき、自分のブログに貼り付けることで閲覧者が自由にピントを変えて楽しめる。Facebookのアカウントを利用すれば直接Facebookに投稿することも可能。いずれも、パソコンだけでなくタブレットやスマホでも同様に操作できる。
改良すべき点は多いが、価値のある1台なのは間違いない
 JPEGで保存した400万画素相当の画像は必要十分なクオリティではあるが、等倍に拡大して見ると精細さに欠けるうえ描写が不自然な部分も散見されるなど、最新デジタル一眼と比べれば格段に劣る。ボディー形状や操作性と合わせ、2世代目以降の機種ではブラッシュアップに期待したいところだ。とはいえ、ピントや絞りを撮影後に変えられるのはいまのところLYTRO ILLUMのみの機能であり、どんな高価なデジタル一眼でも実現できない点で大いに価値がある。

黒霧島が抜いた「薩摩焼酎」に思うこと:日経ビジネスオンライン

 1980年代の第2次ブームに伸びた麦焼酎「いいちこ」の三和酒類に抜かれるまでは、まさに「焼酎=白波」の天下。鹿児島県では1559年に県内の神社で「焼酎」と書かれた最古の木札が見つかった。薩摩焼酎は約500年続く伝統産業の歴史そのものである。

 だが、直近の焼酎業界の構図は一変している。1998年に発売して大ヒットとなった霧島酒造の芋焼酎「黒霧島」が業界の勢力図を塗り替え、薩摩酒造、三和酒類の売上高を次々と追い抜いてトップに立った。宮崎県の霧島酒造が躍進した背景は弊誌11月10日号特集「記録づくめの最強メーカー 黒霧島5000日戦争」で詳細に紹介した。霧島酒造は今や芋焼酎シェアの4割を握り、そのうち85%を黒霧島で稼ぎ出している。

 そもそも、日本人は焼酎をどれほど飲むのか。国税庁の調べでは、酒類別にみた消費量の割合は、1位ビール(31.4%)、2位リキュール(23.1%)、3位焼酎(10.6%)と続く。清酒(6.9%)、果実酒(3.9%)、ウイスキー(1.2%)などを引き離し、近年は国内消費量の1割を安定的に占めるようになった。その牽引役が芋焼酎であり、言い換えると黒霧島が日本の飲酒慣習にも大きな影響を与えているのだ。

 だが、大規模な設備投資、流通網の構築、新たな商品開発ができず、長い歴史と伝統を誇る薩摩焼酎は、気がつくと宮崎県産の黒霧島に追い抜かれた。これは焼酎500年史の中でも、想像できなかった出来事のはずだ。地元の金融機関関係者は「鹿児島の焼酎メーカーはどこも商品力を高める必要がある。ただでさえ、少子高齢化で飲酒需要は減退する。伝統にあぐらをかかず、研究開発に力を入れないと、今や衰退産業となった県産大島紬の二の舞になってしまう」と危惧する。

地震と中国が生んだ安倍政権、解散を占う:日経ビジネスオンライン

 この10月にも、『Railway Man』という本が英国のブッカー賞を受賞*注しました。これは旧日本軍が(タイとビルマの間に)泰緬鉄道を建設するにあたっていかに西洋人捕虜を酷使したかを描いた小説です。

*注:ブッカー賞は、英国で最も権威のある文学賞。今年は、オーストラリアの作家リチャード・フラナガン氏が、第2次世界大戦中に旧日本軍に捕らえられた父に取材し、フラナガン氏の父をはじめ多くの捕虜が泰緬鉄道の建設で過酷な強制労働に駆り出され、多数の死者を出た様子を描いた小説『ザ・ナロー・ロード・トゥー・ザ・ディープ・ノース』が選ばれた。何度も書き直し、執筆に12年を費やしたという。父は小説が完成した日に98歳で亡くなったという。
 私も、自分がなぜそのことを強烈に感じているのかということを考えてきました。英国もご存じの通り、インドやアフリカを含め世界中の植民地で何百万人もの人を殺すなど、ひどいことをしました。ところがその後、イギリス兵は戦争のルールを守らない日本兵と戦うことになり、立場が逆転、今度はイギリス人が捕虜になった。その中には、エリートやアッパークラスの人たちもいました。戦争とはそういうものですが、ルールを知らない日本兵による扱いはひどく、多くの捕虜が餓死するなど悲惨な事態を招きました。

人は「したこと」より「されたこと」を記憶している

 こうした日本兵のイメージは今も、英国人、オーストラリア人、アメリカ人、オランダ人の脳裏には強く残っているように思います。しかし、一方で、英国のチャーチル首相は第2次大戦開戦を控え、インドの西ベンガルから大量の食料を欧州に運んだために、西ベンガルでは当時、大規模な飢餓が発生しました。しかし、この事実は今日、私たち英国人の頭に強くは残っていません。

 私たちは、みんなもそうであるように、自分たちが「やった」ことよりも、「された」ことの方を記憶にとどめがちです。だから日本にとっての第2次大戦と言えば、南京でもビルマロードでもなく、広島と長崎ということになるでしょう。

 そして、これは私が今回の本を書こうと思った3つ目の動機の答えとなりますが、日本はこうした議論を通じて、ほかの国と同様、少しずつ状況に適応しながら変化を重ねている国だ、という事実です。この点については英誌「エコノミスト」の元編集長であるビル・エモット氏が今回の私の本の書評を書いてくれた中でもうまく説明しています。

 エモット氏も日本の「臨界点」とも言うべき大きな変化は、黒船到来による明治維新と第2次大戦での敗戦の2つだけだと指摘しています。いずれのケースにおいても日本は確かに社会的にも、政治的にも大きな変化を遂げましたが、その変化をよく見ると、実際には変化以上にある種の一貫性というか継続性が存在していて、少しずつ変化を遂げたというのが深層です。

 日本の変化の仕方についてのイメージを伝えるために私がよく引き合いに出すのが伊勢神宮です。20年ごとに建物すべてを新しく作りかえるものの、変わらぬ歴史を紡いでいるように、日本も常に新しくなりながらも、それは過去の歴史の上に少しずつ変化を積み重ねているということです。日本というと、突然、太平洋戦争の時のように予測不可能な形で振り子が振れて進む方向性が変わる国だとのイメージが今も海外にありますが、そうではないということを海外の人に伝えたかったのです。

Amazon.co.jp: 日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (上) (ハヤカワ・ノンフィクション): デイヴィッド ピリング, David Pilling, 仲 達志: 本

さらば、沈黙の俳優:日経ビジネスオンライン 誰もが、感情を押し殺し、自分の足もとを見て耐えていた時代、たしかに、高倉健は名優だったのだ。
 たやすく激高し、なにかにつけて声を荒げる政治家を見るにつけ、そう思う。

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