鏑木蓮 甘い罠 小説糖質制限食

2013年2月2日読了

Amazon.co.jp: 甘い罠 ――小説 糖質制限食: 鏑木 蓮: 本◆前帯コピー

糖質は
人類にとって
神か仏か、
悪魔か鬼か。

乱歩賞作家が問う、
いま話題の糖質制限!

感想:糖質制限食の基本をふまえた作品です。ストーリーテラーが書くと読ませるね。お約束として、あらすじを書くのは控えましょう。糖質制限食の医師として、「池辺クリニックの池辺藤二先生」の名前が挙げられているが、もちろんドクター江部の糖尿病徒然日記 京都の高雄病院の江部康二先生のことと分かるのはご愛敬。
糖質制限食を始める際に誰しも考えるだろう、安全性への懸念、農業と外食産業への衝撃、食文化の見つめ直し、などを散りばめた読み物となっている。
糖質制限食と既存の文化(食文化など全て)との衝突をやわらげようとする著者の意図が感じられるが、在来食文化からの反発がこれで変わるかどうかは疑問。
糖質制限食のことを学ぼうとして読むには向いていないから、その場合には江部先生のブログを読みましょう。
発行日が2月7日となっているが、1月25日には出ていたようだ。

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