歴史のこと

昨日の飲み会では結構飲んだので、今日は休養の日となった。夕方豊洲図書館から、「少年H」の盲点 忘れられた戦時史 山中恒 山中典子 著 を借りてきた。これを借りることになった経緯を少し記す。

さて、当ブログでも2006年9月14日の「東山魁偉、小磯良平」の項で
 https://moo-nog.ssl-lolipop.jp/2006/09/14/東山魁偉、小磯良平/
妹尾河童さんの少年Hのことも一緒にわずかですけど書いていたことに関連しています。
昨日2月1日金曜日に、3月末から東京近代美術館で始まる予定の、生誕100年東山魁偉展、のニュースが目に付いたのです。それでwikipediaの東山魁偉の項を見ていて、 http://ja.wikipedia.org/wiki/東山魁夷
神戸二中(兵庫高校)の関連に移り、小磯良平とかも目に付き、妹尾河童も目に付いたのであります。http://ja.wikipedia.org/wiki/妹尾河童
その項で「少年H」が山中恒から批判されていたという記述が目に止まり、それでこの本にたどり着いたのです。

何でも、「少年H」が歴史の生き証人として事実を記したのではなくって、後年に編集された年表を元にして、年表の誤りまでそのまま引き写したストーリーを作っていた、という批判だそうです。まあね、これは私としては捨て置けない話でして、特に私の先輩筋にあたる河童さんのことですから。でもね、評判などをネットで見る限りは全く河童さんに分が無いのでして、これはいただけないですね。何というかね、画家の諸大家を先輩筋に持つ(と言っても実際のつながりは皆無ではあるのですが)のは気持ちが良かったですし、その誇りの一部をなすと思われた「少年H」はまさか作り話とは思わなかったのであります。「少年H」に出てくる私の知っている姉崎校長は事実と(多分)一致するものですしね。それとか、美術部つながりではないですが、兵庫高校つながりなら最後の沖縄県知事の島田 叡さんは、まぎれもない大きな誇りな訳ですし。そのような中にこのようなスキャンダルがあるのは、いやですね。いさぎよく間違いを認めるわけにはいかないものなんでしょうかね。とか思いながら、一応事実確認をしてみようか、と本を借りてきたのであります。

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