全国通訳案内士 – Wikipedia独立行政法人国際観光振興機構(日本政府観光局)が試験事務を代行する国土交通省主管の国家試験であり、語学関連の唯一の国家資格である。
試験は筆記試験と口述試験がある。筆記試験は、8月下旬に札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、那覇市のほか、ソウル(韓国語のみ)、北京(2014年をもって終了、中国語(簡体字)のみ)、台北(中国語(繁体字)のみ)で行われる。口述試験は12月上旬に、英語、中国語、韓国語は東京近郊、大阪近郊、福岡市で、それ以外は東京近郊でのみ行われる。
筆記試験
外国語についての筆記試験(記述式(英語のみマークシート方式と併用)。受験する言語を選択)
英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、朝鮮語、タイ語
中国語は繁体字と簡体字から選択。ただし北京では簡体字、台北では繁体字のみ。
日本語による筆記試験(マークシート方式)
日本地理
日本歴史
産業、経済、政治及び文化に関する一般常識
実用英語技能検定1級合格者もしくは、TOEICスコア840以上、TOEICスピーキングスコア150以上、TOEICライティングスコア160以上のいずれかの提示で筆記試験の外国語(英語)が免除となる。
総合または国内旅行業務取扱管理者合格者もしくは地理能力検定日本地理2級以上の合格者は日本地理が免除となる。
歴史能力検定日本史2級以上の合格者もしくは大学入試センター試験「日本史B」60点以上取得者は日本歴史が免除となる。
平成30年度全国通訳案内士試験|全国通訳案内士試験|日本政府観光局(JNTO)Educational Testing Serviceが制作するTOEIC
Listening & Reading Test(公開テストに限る。)について
900点以上、TOEIC Speaking Test(公開テストに限る。)につ
いて160点以上又はTOEIC Writing Test(公開テストに限る。)
について170点以上を得た者(当該得点を得たテストの行われた日の属する年度又
は当該年度の翌年度に実施される全国通訳案内士試験を受ける者に限る。)が、英語に
よる全国通訳案内士試験を受験する場合は、外国語筆記試験(英語)を免除する。
・公益財団法人日本余暇文化振興会が実施する地理能力検定の日本地理一級又は日本地
理二級に合格した者が全国通訳案内士試験を受験する場合は、日本地理についての筆
記試験を免除する。
・歴史能力検定協会が実施する歴史能力検定の日本史一級又は日本史二級に合格した者
が全国通訳案内士試験を受験する場合は、日本歴史についての筆記試験を免除する。