今日は電子情報通信学会東京支部でシンポジウム 益々拡大するOFDM技術のワイヤレスへの応用
でした。
概要はこのようでした。
本シンポジウムでは,OFDM技術が支えるブロードバンドワイヤレスサービスとして,地上デジタル放送,次世代携帯電話,高速ワイヤレスアクセス(WiMAX),高速無線LANを取り上げ,各システムの技術や開発動向・標準化動向について,第一線で活躍しておられる講師の皆様から解説して頂きます.さらに,OFDMの注目する技術課題としてアカデミアの立場から今後のさらなる発展に向けた研究動向についてお話しを頂きます.
「益々拡大するOFDM技術のワイヤレスへの応用」
オーガナイザー,司会:須田博人(NTTドコモ),豊田一彦(NTT)
1、東京支部長挨拶
2、多様化するデジタル放送を支えるOFDM技術
?地上デジタル放送と放送波ネットワーク?
濱住 啓之(NHK)
3、OFDM技術ベースに高速化・大容量化するセルラシステム
?Super3G (LTE)/4G研究開発の最新動向?
中村 武宏(NTTドコモ)
4、MIMO-OFDMAを採用した初めての移動通信標準規格:モバイルWiMAX
?モバイルWiMAXの最新動向とIMT-Advancedに向けたIEEE 802.16mの標準化動向?
庄納 崇(インテル)
5、MIMO-OFDMによる超高速無線LAN
?IEEE 802.11nとその後?
高木 映児(クアルコム シーディーエムエー テクノロジーズ)
6、ブロードバンドOFDM伝送における高効率化技術
?PAPR改善技術の動向など?
冨里 繁(岡山大学大学院)
高木さんのお話が一番良かった。分かりやすく、全体の動きもつかめましたし、役立つ身近な情報も入っていました。
しかしね、シャノンの限界をMIMOで突破していたなんてね、気が付きませんでした。
ふと思ったのですが、随分と昔ね昭和でしたが、狭帯域アナログFMの話でサービスエリア拡大のために同一周波数で中継する実験を小さな会社がやっているのを見たことがありました。回り込みを調整して逆位相で抑圧するのですけど、自分の送信の回り込みと希望波を区別出来るんだそうで、びっくりしたのでした。同じ周波数でどうできるんだ? でも出来ていたのです。
それをもっとやっていたらば、MIMOに20年前にたどりついていたのかな? あの、ふじ何とかの社長はどうしているのかな?
さて今日のリンク
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