第5回デジタル・フォレンジック・コミュニティ2008 in TOKYO

今日と明日は市ヶ谷でデジタル・フォレンジック研究会 – 第5回デジタル・フォレンジック・コミュニティ2008 in TOKYOです。

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Blog vs. Media 時評 | 第169回「自動車戦争、日米とも愚かな終幕に」「ある調査はビッグスリーの1時間当たりの報酬(医療保険や年金、諸手当などのコストを含めたもの)は73・20ドルであると推計しています。トヨタ自動車の場合、その額は48ドルです。他の産業の専門職の場合は47・57ドル、製造業の労働者の場合31・59ドル、全産業で28・48ドルです。この数字から分かるように、アメリカでは自動車メーカーの賃金は圧倒的に高いのです」とありました。
73ドルなら時間給7300円ですが、これには多数の退職者の医療費・年金などが含まれていて、現役労働者の賃金・手当は40ドル余りのようです。それでも時間給4000円は、人気ドラマ『ハケンの品格』の主人公「スーパー派遣OL」さえ上回っていたのではありませんか。ビッグ3救済問題で米国世論が賛否半々であるのは、こうした高給取りが知られているからでしょう。普通だったらもっと同情を集めるはずです。

 翻って国内では経済危機から車が売れなくなり、自動車各社が一斉に派遣労働者や期間工を解雇し始めました。最近の新聞報道を見ると、彼らには「月に25万円稼げる」のが好条件だったのです。週40時間労働として4週間なら時間給1562円です。トヨタが米国で現役労働者に払っている分は35ドルを超えているようですから、日米自動車産業の賃金格差は2倍にもなる計算です。国内では好況時にも賃上げを押さえる先頭に立ったのがトヨタでした。この結果、若者が自動車を買わない、結婚しない、家族を持ちにくい社会が出来てしまいました。

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