スポーツナビ | サッカー|日本代表|ニュース|佐々木監督「PK戦の前は笑いが止まらなかった」=なでしこジャパン帰国会見(PK戦前に笑顔が出ていたが)米国は勝ったと思っていただろうけど、われわれにとっては天からの恵みみたいな展開になったので、笑いが止まらなかったんですね。ギャグをやりたかったぐらいでした(笑)。熊谷だけ4番手と言ったら顔がひきつっていましたけど。澤は『わたしは絶対嫌だ』って言ってたんで、それすらも笑いにしちゃいました。
日本文化を具現化した「なでしこ」の世界制覇 | BPnetビズカレッジ:説法 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉ゴールを決めた後、すぐにボールを拾い走り出した宮間選手
「この娘たちは、本気でアメリカに勝つ気なんだ」
間一髪でシュートを防いだ岩清水選手
あのタックルがなければ日本は負けていた
退場を命ぜられたプレーを絶賛するのは、スポーツの精神からすれば許されないことかもしれないが、あの身をていしてのディフェンスがなかったらPK戦にいたる日本の歓喜は生まれていなかった。その意味で、この岩清水の躊躇なき判断が日本を救った最大のプレーだった。
PK戦で澤選手は10番目のキッカーだった
宮間が、宮間らしさを見せたのは、この後の動きだ。ピッチ上に片膝をつくようなポーズで腕をグルグル回し、なんとガッツポーズを繰り出したのだ。PK戦で蹴った全キッカーの中で、蹴った後にガッツポーズをつくったのは、宮間あや一人だけだ。この憎たらしいほどの余裕が、彼女が一番手に起用された理由であり、そのタフな精神力が相手のミスを取り返しのつかないものに確定させた。
成功するイメージがわかなかったのか?
今の日本に勇気とヒントを与えてくれた世界制覇
「高い技術」「俊敏性」「スタミナ」「協調性」「献身」「忍耐」「創造力」
我々の持つ特徴を選手とのコミュニケーションの中から見事に引っ張り出した佐々木則夫監督のマネジメントは素晴らしかった。そしてそのビジョンをそれぞれの選手たちが責任を持って全うした。
私たちが持っているものは何なのか。
私たちにできることは何なのか。
そのことを日本中に教えてくれた、いや世界中にアピールした今回の「なでしこジャパン」の大活躍。スポーツ的なことだけに留まらず、今の日本に、そして私たちのあらゆることに勇気とヒントをくれる「なでしこ」の世界制覇だ。
スポーツナビ | サッカー|日本代表|ニュース|なでしこに総額2億!特別ボーナス大増額 なでしこシンデレラだ‐。サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」のW杯優勝に対し、日本サッカー協会・小倉純二会長(72)は19日、選手1人約500万円の特別ボーナス&記念品を想定していることを明かした。当初の報奨金を見直し、大幅上乗せの改定案を提出する考えだ。さらに、ボーナスを出すスポンサー、企業が続々と出てきており、総額では2億円に達する見込み。多大な“なでしこ効果”で、女子サッカーを取り巻く環境が変化していきそうだ。
厳しい経済的環境、長い不遇の中で成し遂げた快挙であることは日本中に知れ渡った。現段階での報奨金は1億数千万円だが、今後は女子サッカー関連のスポンサーや大手企業、マスメディアなどから“ご褒美”を出す機運が高まることは必至だ。最終的に、総ボーナスが2億円に達することは確実とみられる。
なでしこ優勝「延長後半」を改めて録画で視聴 → 追加情報も相まって「最高に面白い」!! – 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~「日本の良さを徹底的に追究したらガ ラパゴス化することなく国際標準になった。こんな痛快な話がある だろうか」 by日経
「うちひしがれた国」の復活宣言と なでしこ優勝に英語メディア|JAPANなニュース 英語メディアが伝える日本|ダイヤモンド・オンライン英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースをご紹介するこのコラム、今週はサッカー女子日本代表のワールドカップ優勝についてです。単なる勝ち負けではないもっと大きなものを背負い、ひたすら走ってひたすら粘った「なでしこ」たちの勇姿に、多くの英語メディアは「うちひしがれていた国」日本の復活宣言を見て取ったようです。(gooニュース 加藤祐子)
点を取られたら取り返す。そしてどこまでも走り続ける。粘る。あきらめない。想いをこめて決める。そんな感動的な試合を見せてもらって、ただでさえこちらは感極まっているところに、あの表彰式です。金色の紙吹雪が降りしきる中、青き衣のなでしこたちが優勝杯を高らかに掲げたあの姿。
観ていた多くの日本人が一斉に同じことを考えたようです。「まるでナウシカの大ババ様の予言だ」と。映画『風の谷のナウシカ』のクライマックスに出てくる「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」の予言のようだと。Twitter上でそういうツイートがあちこちから飛んでくるのを見ながら、ナウシカはもはや日本の国民的神話になりつつあるなあとしみじみ思い。まるでナウシカのように金色のピッチを進む澤穂希選手の見事な後ろ姿がツイートで回ってくるや、さらに感極まり。『ナウシカ』の世界が震災後の日本とどう重なるかを思えば、なおのこと。
同じESPNではラヴィ・ウバ記者が「サッカーの神々、日本に報いる」という見出しの記事で、「前半が終わった時点で、どちらが『運命のチーム』なのかは明らかだった。それはアメリカではなかった」と。またアメリカの名GKホープ・ソロ選手が試合後に「今大会は本当に私たちが勝つものと確信していました。ずっとそう思っていました。けれども同時に、何かもっと大きいものが日本を応援していたと思います。この大会を代表するチームは日本でした。どうせ負けるなら、日本相手に負けを認める方がいい。実に優れた、風格のあるチームで、ものすごい情熱でプレーするので。みんなどこまでも戦って戦い続けていました」とコメントしていたことも紹介。それを受けて記者は、「確かに、たとえどんなに熱狂的なアメリカ・ファンだったとしても、3月の悲惨な地震と津波を経験した日本が勝ったことに、少しでも満足感を覚えない人がいるだろうか?」とまで書いています。
同じ『ワシントン・ポスト』ではサリー・ジェンキンスというスポーツ担当のコラムニストが「大興奮の試合をした両チームとも尊敬に値する」というコラムを掲載。「はっきりさせておこう。ワールドカップには、津波や原発メルトダウンをなかったことにできる魔法の力はない。しかし慰め、励ますことはできるし、果敢な抵抗というものについて本国へメッセージを伝えることもできる。日本のこの勝利にケチをつけるようなら、それこそあなたは醜いアメリカ人だ」と書いています。
日本サッカーのW杯優勝について書くつもりが、結局は地震や津波や原発事故について書いている。日本に関する世界の報道は、まだしばらくはこの状態が続くのでしょう。
「なでしこ」というチームのニックネームについても、英語メディアは色々と言及していました。たとえば上述した『ニューヨーク・タイムズ』記事は、過去5回もW杯に出場しながら欧州チームにもアメリカにも勝ったことのない日本チームは、今大会で一試合勝つごとに「チームのあだ名でもある、理想の日本美を象徴するピンク色の花のように、自信を花開かせていった」と。
『シカゴ・トリビューン』は「なでしこ」について、「女性の精神的なたくましさを象徴する」ピンクのカーネーションのことだと。「なでしこと呼ばれるチームは、世界に応援を感謝する横断幕を取り出した。そして」……。
ああ、この先の表現が訳しにくい。「And then they played their hearts out」と記事は結びます。単純に訳せば、「必死になってプレーした」という意味ですが、「played their hearts out」というこの表現はもっと生々しい。心臓をむき出しにしてとか、心をむき出しにしてとか、心臓が、心が燃え尽きるまでとことんとか。そういうギリギリで必死で、でも悲壮というよりは喜びに溢れた、心がはちきれんばかりの歓喜に満ちた、そういうニュアンスの表現です。まさに、ナウシカのような「なでしこ」たちに、ぴったりな表現です。見事でした。本当に見事でした。
風の谷のナウシカ辞典あおきころものもの 青き衣の者 土鬼に伝わる予言で人々を青き清浄の地へと導く者とされている。
予言とは以下の通り。
「その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし、失われた大地との絆をむすばん」
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