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ダイヤモンド・プリンセスの呆れた感染対策、厚労官僚はなぜ暴走したのか | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン岩田健太郎・神戸大学教授がYouTubeで告発した、ダイヤモンド・プリンセスのお粗末な新型コロナウイルス対策。アフリカや中国と比べてもひどいという感染対策そのものも大問題だが、意見を口にする者を現場から締め出すという、徹底した「言論統制」を敷いていることも明かされた。なぜ、エリート揃いの厚労省が、こんな暴走をしているのだろうか。(ノンフィクションライター 窪田順生)
 汚染された船内で、素人が考えたような雑な感染対策をしていても、二次被害や三次被害が広がっていくだけなのは、岩田氏のような専門家に助言を仰げばすぐにわかる。しかし、情報を軽視していた厚労省は、「船の中に閉じ込めて陸に上げなければ、国内の感染は防げるのだからそれなりに意味があるはずだ」というとんでもない思い違いをして、「船内にとどまらせるのが最善策」だと自己正当化につとめた。そして、このデマを真に受けて、多くの乗客、医療従事者、自衛隊などの支援スタッフがウイルスにさらされたのである。
 厚労省が旧日本軍の組織文化を引きずっているとしたら、今回の「ウイルスとの戦争」の行く末はかなり暗い。国家の体面やエリートの保身のために、「みんなで立ち向かえばきっと勝てる!」みたいな精神論によって、多くの国民が犠牲になるからだ。

江戸の井戸

クルーズ船の乗客では初、日本人男女2人が死亡(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース 新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた日本人の80歳代の男女2人が死亡したことが20日、政府関係者の話で分かった。同船の乗客の死亡が確認されたのは初めて。国内で感染者が死亡したのは、今月13日の神奈川県在住の80歳代女性に続き、計3人となった。

クルーズ船告発の動画削除 岩田氏「迷惑かけおわび」(共同通信) – Yahoo!ニュース 新型コロナウイルスの感染が広がったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に一時乗船して、船内のずさんな感染対策を動画投稿サイト「ユーチューブ」で告発した感染症専門医の岩田健太郎神戸大教授は20日朝、動画を削除した。

乗客下船も「本当に大丈夫?」と米紙は懐疑的 日本の対応はどのように報道されたか(安部かすみ) – 個人 – Yahoo!ニュース東京のアメリカ大使館でも16日、ダイアモンドプリンセス内の感染拡大について、「米保健社会福祉省は、乗客と乗組員は感染している可能性が高いと見ている」とする書簡を出し、警告していた。

海上保安庁が異動時期を分散 引っ越し混雑対策 中央省庁で初(毎日新聞) – Yahoo!ニュース 海上保安庁の奥島高弘長官は19日の定例記者会見で、例年は4月1日付の春の定期異動人事を、3月中旬と4月中旬を含めた3回に分けて実施すると述べた。近年、転勤や進学時期の4月前後に、トラック運転手らの不足で希望日に転居できないケースが多発していることを受けた措置。中央省庁の人事異動で、こうした配慮をするのは初めてとみられる。

新型コロナウイルス イベントは? 対応策は?■東京都医師会資料
 そこで参考になる資料が公表されているので紹介したい。
 それは、東京都医師会が2月12日の定例記者会見で新型コロナウイルス感染症の対応について会見し、都民の皆様へお願いとしたリーフレットのことだ。
 この内容を読むと「予防策について もっとも大切なことは『標準的な感染症予防策』であり、『通常のインフルエンザ流行期と同様の対応』です」と書かれており、感染力や重症度、診断、治療については下記のようにまとめられている。
① 感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています
② 重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます(例年のインフルエンザでも高齢者や免疫力の低下した方など重症化し死亡する場合が一定数みられます)
③ 簡易的な診断方法が現時点ではありません
④ 治療薬はありません(インフルエンザに対するタミフルRのような抗ウイルス薬はまだありません)
⑤ 感染しても多くの方は症状が出ないか、少し長めの呼吸器症状で完治すると予想されます
⑥ 肺炎になった患者さんへの治療法は、他の肺炎治療と大きくは変わりません(超重症例では、多様な治療が試みられています)
⑦ 予防方法も上記の『標準的な感染症予防策』で十分と言われています

令和の大本営発表政府の懸念に戻ると、コロナちゃんの影響で経済が悪化しているのを見極めた後、ようやく日本経済の「回復基調が停滞している」、もしくは「回復基調が後退している」と表明する予定かもしれない。つまり、消費税率引き上げが悪者ではなく、コロナちゃんが悪い、おかげで景気が悪くなったと、責任転嫁を試みようとしているのかも。そんな悪知恵に長けた者がいるように思えてならない。
要するに、経済に関して政府は悪くない、悪いのは外部環境だというスタンスである。生まれていないので知らないが、戦時中は大本営発表というのがあり、実態とは逆に、華々しい戦果を報じていたらしい。そこまでひどくはないものの、今の日本、政府からの情報は「令和の大本営発表」と言えるのではないか。もう少し謙虚な、もしくは客観的な報道がなされて然るべきだと思えてならない。

新型ウイルス、SARSよりインフルに近い広がり方か=研究者米メイヨー・クリニックのウイルス・ワクチン研究者グレゴリー・ポーランド氏は、研究結果について「新型ウイルスが上気道から飛散する可能性があり、無症状の人から飛散していることを示すものだ」と述べた。
また、スクリップス・リサーチの免疫学者クリスチャン・アンダーセン氏は、新型ウイルスが遺伝学的にSARSに類似しながら、感染の広がり方はインフルエンザにより近いことを裏付ける結果だと指摘した。

調整力のない個人の正義 高山先生の岩田先生の行動解説 正義を振りかざし周りと調整できない専門家と、現状なんとか結果を出そうとする調整力を持つ専門家他国籍の地方自治体の長と同じ立場という船長をサポートしながら、強制力が弱い日本の厚労省が実施する検疫において、感染症医療が専門ではない災害医療のDMATが内部の医療に対応し、その後自衛隊がサポートをするという本当ある意味調整の難しさが出ている難しい事象です。(これだけ書いているとやはり初動が、、)
そこに市中とは異なるあっという間に拡大する船の中の感染事案の特殊性、そして不顕性感染患者でも感染させるという今までにない新型コロナウイルスの特徴、というさらに単純な感染症対策では対応できない複雑性が組み合わさっていたこのクルーズ船事案。そこに自分の専門だけでしか判断できない後出しジャンケンを振りかざす感染症だけの専門家が派遣され、自分の正義を振りかざしても周りがついて来れなかったという事案だということがわかりました。

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