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妊娠中絶を拒否するアメリカ 「アメリカは興奮して狂ってしまった(America went haywire)」からトランプ大統領を誕生させたのか。アンダーセンは、このポピュリズムは「この国の当然の宿命(nation’s natural destiny)」であるという(Kurt Andersen “Fantasyland : How America went haywire : A 500-year history”(Random House, 462pp) New York Times, September 2-3, 2017)。
fake news,post-truth, alternative facts などは、いわばアメリカのDNAであり、それがアメリカを例外的な国にしているのであり、トランプを当選させたものである。
 そのDNAの元祖はピューリタンであり、その宗教的熱狂が幻想、神秘主義を生む。ニュートンやロックが影響力を持つ「理性」のヨーロッパとは対称的である。アン・ハッチンソンは17世紀前半にアメリカ植民地で活躍した反体制的宗教活動家であるが、「真実と自分が感じたものが真実」という考え方は、今のalternative facts の考えかたにつながる。幻想(fantasy)と現実(reality)が混同してしまっているのである。
 キリスト教こそがfake newsを生み、アメリカ人を集団的妄想に導いていく。そして、それは極端な相対主義にも導く。アメリカという「幻想の国(Fantasyland)」をどうすれば理性の方向に変えていけるのか。
 キリスト教原理主義を理解しなければ、アメリカの民主主義の本質が分からなくなる。

実験記録 No.02 : 【日本語訳】一九八四年(Nineteen Eighty-Four)
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