シンクライアントのメモリ限界

OSでのメモリ限界は、Windows XPで最大4GBだそうだ、ただしこれは32ビット版の限界で、64ビット版はもっと大きい。しかし、現実のマシンでは2GB程度が多いように見える。
シンクライアントならどうなのか、今日はこの限界が少し見えた。

元々のシンクライアントでは、NECのサイト http://www.nec.co.jp/clsolo2/system.html
で見たとろこによれば、3つの方式があり、それぞれ長短がある。
一つは、仮想PC型。PC環境を仮想化してサーバに格納する形態で、VMwareなど。
* OA用途 * 全業種
* PC1台分を個々のユーザに提供
* リソース最適配分を実現
* 優れた耐障害性でダウンタイムを極小化
* 短時間で移行や新規PC追加が可能

* AP制約(リッチコンテンツ対応)
* 周辺機器(USB)利用制約
* サーバ負荷が高い

もう一つは、ネットブート型。Ardenceなど。OS、APともサーバからロードし、端末のメモリに展開。使用後は自動消去。
* CAD/CG等エンジニアリング
* 設計部門、教育機関等

* AP制約なし
* 周辺機器利用制約なし
* AP追加やパッチ適用が容易
* サーバ負荷が少ない
* 端末のパワーをフル活用

* 高速回線が必要(100M)
* 複数の端末環境ではサーバ管理が煩雑

最後は、画面転送型、SunRayなど。アプリケーション実行をサーバに集約
* Solaris環境への適用
* Linux環境への提供

* ICカードによるモビリティ
* 実績が豊富(Solaris環境)

* Windows環境には不向き(サーバ、ミドルAW追加必要)
* AP制約(リッチコンテンツ対応)
* サーバ負荷が高い

とか、何とSunRayはWindows環境に不向きと明記してある。それと比べるとネットブート型のはエンジニアリングを挙げてあって、そうか、と思われる。それはさておき、
Ardenceでメモリが2GB最大なのだそうで、これがネックになるかもしれないアプリに出会ってしまったのである。何でそんな制限にしてしまったのかな?困ったものだ。

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