快適睡眠のすすめ

先週に借りていたのが、
岩波新書 堀忠雄著 快適睡眠のすすめ 2000年7月19日発行本体700円
でした。短い地下鉄通勤の時間で流し読みしました。昨日図書館に行った時に忘れずに返しておけばよかったのが、カバンに入れていたのを忘れてしまって、残念。

元々、「年寄ると睡眠が浅くなるね」という言葉を同世代とか上の世代の方々から聞くことが多くなった、と多分5年ほど前ぐらいから思っていたのです。最初は「へえそうですか」。だんだん「そうみたいですね」。それから「みんなそうですよ」。と自分の反応も変わってきました。その中で自分としてはこの反応が気が利いていれば良いな、と思っているのがこれです。「それはそうですよ。お年寄りは大体が、起きてるか寝てるか分からないもんだし。起きるのと寝るのの違いがだんだん少なくなって、そのうち一致するときが一巻の終わりなんでしょうね。笑」

さて、この本には包括的に睡眠についての色んな情報をまとめてくれていますので、断片的に例えば新聞の解説などで知ることより、相当に効率よく睡眠を理解できる構成にしてくれています。とりあえずの世代別の処方箋もあるし、昼寝のすすめもあるし、実用上からも、おすすめの本と言えます。無いとすれば、哲学的な、とか衒学的な部分が無いかな。もちろん、これだけですっきり目覚め、とは行きませんけれどね。大体世の中の人はこんなかなと、かなり分かった気になって、安心感は得られると思います。まあ、短時間の昼寝を取るようにして、夜は暖まった状態で寝るのと、リズムを自覚的に取る、などでしょうか。

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