丈夫な背広?

なかなか丈夫な背広に直接行き着かない。生地が、太い繊維を使ったものが丈夫らしい。ツイードという生地が丈夫、と書いてあるサイトがいくつかあった。

元来は、スコットランド産羊毛の、太い紡毛糸を毛染めして手織にした平織、綾織の総称で、ざっくりとした素朴な味わいのある、厚手の紡毛織物をいった。現在は、これに似た太番手の紡毛糸で織った平織、綾織、杉綾の地厚で丈夫な織物を指す。ハリス・ツイード、ドニゴール・ツイードなど、その種類も多く、ブリティッシュ・トラッドの背広、コート、ジャケット、スカートやカントリー調の衣服などに用いられる。

というのがあちこちに同じ文句で出てくる。実物はどこにあるのかな?

もう一つ、カルゼ (kersey) という生地。

たて糸に霜降りの双糸、または杢糸(もくいと)、よこ糸には単糸を使用した綾織物。(1)紡糸のカルゼは、たて・よこに紡毛糸を使い、2/2の綾織で密に織り、十分に縮充(しゅくじゅう)したのち、起毛して短くせん毛する。布面は毛羽(けば)でかくれていて、光沢がある。(2)綿のカルゼは、たてに42番手双糸くらいの杢糸、よこに20番手くらいの染糸を使って2/2の綾に織った、霜降り効果のある織物。日本ではカルゼという場合、綿の小倉(こくら)を指すこともある。カルゼという名称は、イギリスのサッフォード州の毛織物産地カージー(kersey)に由来するといわれる。

とやらの説明である。
こんなのが、なんであちこちの店には出てないのだろう。

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