おまけ:バリアフリー

北京でのバリアフリーの感想です。
現地に行かないとなかなか分かりませんでした。率直に言って、まだまだ。そうですね、中国の高度成長とかを、日本の高度成長時代になぞらえる向きがあると思いますが、バリアフリーについても日本の高度成長時代を思わせる状況と言っても良いかもしれません。
日本で高度成長時代に作られたようなリゾートマンションだろうと思われる場所に今年春に先島紀行で行ったのですが、その感じと、今度の北京紀行の感じと良く似ています。
つまり、きれいに作ってはあるのですが、坂が多い、階段がある、などなど、バリアフリーの発想以前の作り方なのです。日本でも、ついこの前まではどこもそうだった。
元々が無理と思って車いすで長城に挑戦はしませんでしたので、一番大変だったのが故宮でしたね。なにせ、移動距離は半端ではなかった。石畳もかなりの凹凸ですし、敷居が高い、階段も一杯あります。歴史的遺物ですから当然なことではありますが、なかなか改造するのは出来ないでしょうけど、日本なら結構、スロープを付けていたりしますよね。それらが昔のままみたいです。今の故宮なら、人間が運ぶ「こし」が必要でしょう。

そうそう、北京空港はきちんとバリアフリーでしたが、エレベータが分かり安い場所表示にはなってなかったかもしれません。

でも、北京オリンピックを目指して、バリアフリーもきっと急ピッチで改善することでしょう。パラリンピックも直後にやるはずですからね。

まあそれも含めて、バリアフリーの究極は、車いすの代わりの、ロボットかもしれませんので、それに期待するのが早いかもしれません。

カテゴリー: 北京紀行 パーマリンク