8月28日帰着

8月28日朝は皆お腹を壊してダウンで、お休みでした。水のせいか、昨日の日本料理店での昼食の刺身のせいか、原因は不明です。私だけは何ともないのが不思議でした。
そこで、ホテルの近所を少し一人で歩きました。ちょっと行くと日本大使館があります。そこを過ぎるとタイ大使館で、何かの行事の準備をしているようでした。そこで、二台の自動車が止まって中国語での派手な口論の真っ最中。交通事故だったのかもしれません。
陳さんも言ってましたが、ロシア大使館は目抜き通りに面した広大な敷地ですが、日本大使館は中心地から外れているし小さい、と(ただし、外れと言っても距離は近くて、地下鉄でも便利ですし、最近は開発されてきて、結構良いようなのですけど)。実際に見てみると、タイ大使館よりかなり小さい感じですね。日本にあるイタリア大使館位でしょうか。日本にあるオーストラリア大使館より小さいかも。北京のロシア大使館は日本のアメリカ大使館とか英国大使館より大きいかも。ただし、大きさは北京全体が大きいですから、面積だけでの比較は出来ないです。ここらの警戒は武装警察とやらがしていて、近寄りがたいのです。陳さんによれば、中国には三つの警察があって、一つはガードマンみたいなので、もう一つは武装警察ですが、これは短期の徴兵された人が軍隊的にやる仕事で、実際に軍隊みたいなのです。三つ目は公安で、これは日本の警察と同じで、定年まで勤めるんだそうです。(ところで、天安門と故宮を見た時に公安の本部の横を通ったのでしたが、その時に地方の警察からの陳情みたいな行事が行われていて、地方から来た警察車両が一杯止まっていて、玄関で本部の人と地方の人が大声で押し問答している光景がありました。両方警察なんですけど。)

この前日夜にホテル近くのセブンイレブンに夫婦で寄ってみたのですが、途中の道路で4才ぐらいの男の子が乞食でおねだりしてくるのです。なかなかしつこかったのです。今朝は、ホテルの前の大きな道路で地下の横断通路があるのですが、そこでその子が母親と一緒に寝ていました。他にも何人かの物乞いも通路に居ました。雨宿りに都合が良いのかもしれません。(夏だからいいですが、冬なら大変でしょう。ところで、その前日に一人でセブンイレブンに買い物に行ったのですが、途中でストリートガールが一杯声をかけてくるのが煩わしかったのです。それで頼んで、夫婦で出ることにしたのでした。ホテルの直ぐ横の道をそのようなガールが居るのです。取り締まりはどうなっているのか。ところが夫婦で歩くと、今度は子供がつきまとう、という次第でした。)

昼前に時間の余裕を見てホテルを出発。チェックアウトすると、結構ホテルから日本への国際電話代が高かったですね。事前に調べて、結構携帯を借りても電話代がかかると見たもので、借りなかったのです。でも、それよりもホテルの電話代の方が高かったですから、これは携帯を一人一台ぐらい借りるのが便利でコストが変わらないかも。あと、ホテルでのインターネットですが、準備しておいた無線LANは無事使え、Wzero3と問題なく接続され、メールも大丈夫だったです。でも、実際上は色々記事を書き込む時間的余裕が無かったですね。インターネットの速度は遅いほうです。ダイアルアップ並みかな。部屋までイーサネットが出ているのですけどね。それと商用電源ですが、用意した変圧器で無事対応できましたし、コンセントの形状は工夫されていて、日本で使っているACアダプタの一つが220V対応だったので、問題がコンセント形状だと思っていたところ、さすがニューオータニ、日本のプラグも刺さるように工夫できていました。インターネットとか、カメラ充電などもこれで無事出来ていたのです。

北京空港では空港の中国人係員(日本語はもちろん英語も十分には解さないようなので心配しましたが、何とか手振りでOKでした)が車いすをずっと押してくれ、荷物を預けるまではJTBとANAのそれぞれの日本人係員が手伝ってくれました。帰りの荷物預けが難関で、行きでは酸素ボンベ2つを、一つは機内持ち込みで、一つは預ける荷物に入れてでOKだったのです。北京では預ける荷物の中国人係官が頑と受け付けません、そこで、急遽機内持ち込みを二本としました。なんだか腑に落ちない措置ではありますが、中国人係官の縄張りを守れば良かったとかの事情かもしれません。

あとは、税関を過ぎて、待ち合わせ時間がほっとした時間でした。少し元が余ったので、使えるところを探したりし、おみやげも追加しました。テレサテンのCDセットが目に付きましたが結構手荷物が増えたので見送りました。荷物は、陳さんがプレゼントしてくれたムートンと、絹の綿の布団が大物で、トランクに二人が乗ってやっと閉まる状態でした。大型過ぎるトランクだと思っていたのが役立ちました。

帰りの飛行機は快適でした。見逃したMI3をもう一度見ました。そして、無事着陸。

成田空港では、またANAの中年男性の担当者に車いすを押して頂きました。直ぐに電話機にスイッチを入れ、帰りのジャンボタクシーとも連絡が付き、円滑に乗車、というところだったのですが、子供は、まだトイレに飛び込んでとかは、ありました。今度のタクシーの運転手さんは静かな人で、みんなよく寝ていました。

まあ、無事帰宅。翌日もお休みをもらっていて良かったです。

かくして、長年の念願であった、万里の長城行きを、成功裏に終了したのであります。
ということで、とりあえずの北京紀行はこれで置きます。

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