プルートウを読んだ

手塚治虫原作の鉄腕アトム・地上最大のロボットに出てくるプルートウなどのプロットを基にした浦沢直樹の漫画だそうで、三巻目までをおみやげに持って帰ってくれたので早速読んだ。
賞をもらった作品だというのは新聞で見ていた。
感想はいずれということで、貸本屋時代からの漫画ファンの一人としてのうんちくを少し。元来の主人公アトムは原子、妹ウランもウラン元素で、このように名前に元素名を使っている。手塚治虫は、別の漫画でもギリシャ神話系統の名前を多用しているが、それは別の話。本題のPLUTOは、ギリシャ神話のプルトンで冥府(めいふ)の神が元々であるが、天体名の冥王星の名前に使われ、プルートというミッキーマウスの愛犬名にも使われた、というのは辞書的な話しである。このPLUTOを語源としてプルトニウムが命名され、プルトニウムはご存じの核爆弾とか核燃料に使われるウランからの派生物で、極めて毒性が強いとされる。原作では死に神というよりも、死に神という語源をふまえながらも、このプルトニウム由来で使われたのだろうと私は思う。