顔画像認証の方向

独断と偏見です。顔画像認識とか認証は、アメリカで公開テストとかを始めて以来、随分と進歩した印象があります。実用に耐えないおもちゃだったのが、結構パソコンのログイン用とかでは使えるレベルまで来たのです。率直に言って、100人とか1万人から一人を選ぶレベルです。これでも応用は出来るので、まずはそこから使われ始めている。ところが、もっともっとを期待する向きがあって、専門家がそこらを明らかにしないまま、世間の期待に応えるかのように導入することがあります。でも、世間が期待するのは100万人とか一億人から一人を選び出すレベル、つまり、指紋認証と同じレベルでしょう。結局、大きな落差が期待と実力にはある。精度が上がらないのは、光の量と方向が違う、表情が違う、顔の方向が違うなど、基準になる写真と環境が違うことが原因です。何せ、違うようになるバリエーションが多すぎる。これを克服するには今の技術より、一皮も二皮もむける必要がある。その方向には、1写す環境を一定にする、2高精細で写す、3三次元で写す、という三通りがあると思います。
1の写す環境を一定にするのは、例えばストロボを使う、あるいは、人間が通るところを狭くしてやる、などなど。でもまあ、これは人間が意識して協力してくれる用途でしか使えない。
2の高精細は、例えば目のしわ、ほくろ、皮膚などを使える。でもカメラが特殊になる。
3の三次元も、カメラが特殊になるやり方もありますが、動画をうまく使うとかで普通のカメラも可能性はある。
まあ、それぞれ一筋縄ではいかないですね。
ところで、アメリカの話ですが、公開のベンダーテストが、2000年、2002年、とあって、グランドチャレンジも並行しながら、2005年でやるはずの最近のが2006年に延びてしまいました。どうなることやら分かりませんが、今のままならギャップが大きすぎてまずいから延ばさざるを得ず、もうちょっとましなのが出来るのを待っているのかもね。さて、どうなることやら。

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